2018-06-08 第196回国会 衆議院 環境委員会 第10号
加えて、窒素、燐の排水規制によりまして、内部生産由来のCODも間接的に削減をしてきたところです。にもかかわらず、湖内のCOD、これは政策目標になりますが、これが増加している傾向にあります。
加えて、窒素、燐の排水規制によりまして、内部生産由来のCODも間接的に削減をしてきたところです。にもかかわらず、湖内のCOD、これは政策目標になりますが、これが増加している傾向にあります。
湖内では、河川から流入した汚濁物質だけではなくて、複雑なメカニズムによりまして物質の内部生産あるいは変換、移動などが生じており、BODでは測定されないものの、CODとして測定される有機物が増加しているのではないかと考えております。
先ほども少し申し上げましたが、CODとして測定される有機物としましては、河川などを通じて琵琶湖へ流入した汚濁物質のほかに、湖内で発生する植物プランクトンなどの内部生産で発生したもの、あるいは湖の底の泥から溶出してくるものなども想定されます。
平成十九年度においては、これは五千万円の予算でありますが、琵琶湖等の代表的な湖沼を対象に、難分解性有機物による影響調査、植物プランクトンによる内部生産等の影響調査、地下水から湖沼への流入負荷調査、こういうようなことを実施してきておりまして、こういう知見を集積しまして、関係各省と連携をして、先生おっしゃるように、環境省も先頭に立ってしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思います。
残念ながら、まだ今年度の調査結果がまとまっている段階ではありませんけれども、難分解性有機物による影響がどれぐらいであるか、植物プランクトンによる内部生産、増殖等々がどのように影響しているのか、あるいは地下水がどのように影響しているのか等々の調査を何年かかけてやろうというふうなことで現在実施中でございます。
五 湖沼の水質の効果的な改善を図るため、植物プランクトンの増殖等による汚濁物質の内部生産、底泥からの蓄積汚濁物質の溶出などの内部的要因まで含めた、総合的な汚濁メカニズムについての研究を推進するとともに、技術的評価を伴う施策を実施すること。 六 現行の指定湖沼以外の湖沼についても、未然防止の視点も踏まえ、本法に基づく水質保全対策が実施できるよう、指定湖沼の指定の在り方等について検討を行うこと。
この流入要因と内部生産の要因、両方が相まって汚染が進むということであると思います。 そこで、まずこの対策でありますが、これは沼の所在している自治体だけでは処理のできない問題でありまして、例えば手賀沼が所在しておる我孫子市においてはかなり市としての独自の努力をしているわけであります。
それがいわゆる栄養塩が底泥中に高濃度に蓄えられて、それがさらに栄養塩が水中へ再溶出して内部生産を誘引する、それで湖水の富栄養化をさらにまた大きくしていく、魚介類の生息環境の悪化、これも御承知のとおりです。
一、 COD許容負荷量の都県別配分の目標値東京湾内のCODの濃度は、流入負荷に起因する一次汚濁と内部生産に起因する二次汚濁とがある。内部生産も富栄養化対策として削減することとし、東京湾流入COD負荷量を二百十八トン/日にすれば、おおむね環境基準を達成できることになり、都県別COD許容負荷量の目標値は次のとおりとする。
○佐竹政府委員 まことに遺憾ながら、御指摘のとおり、全国の主要な湖沼について環境基準がクリアできていないという状況にございまして、そのできていない原因の一つには、汚濁の原因としては、産業系の排水と並んで生活系の汚水のウエートがかなり高いわけでございまして、その中で特に窒素、燐というものが湖内で内部生産を行って、外部からの流入を規制しても湖自身で水質を汚濁させる物質を生成するというような状況があるわけでございます
私ども、従来湖沼につきましても水濁法に基づきまして一般にCOD物質でその流入規制をしてまいったわけでございますけれども、窒素や燐が流入する結果、それが内部でいわば有機物質を内部生産するというようなことがあるので、従来の対策ではどうも不十分である、こういうような認識に立ったわけでございます。
こういう内部生産と言っておりますが、そういう汚濁原因がございます。外部から流れてくるもの、内部でつくられるもの、それぞれに対して対策を考えなければいかぬということでございますが、御案内のように燐、窒素対策につきましては、滋賀県におきまして富栄養化防止条例をつくりましていま施行しているところでございます。その結果、相当程度の燐や窒素の流れ込んでくる量が減っております。
○説明員(玉木勉君) 琵琶湖の富栄養化現象に伴う水質悪化に対処いたしまして早急に水質保全を図るためには、BOD、SS、そういった有機性汚濁物質の対策だけではなくて、内部生産による汚濁負荷対策を講じることが必要でございます。
したがいまして、たとえば河川等を通して流入した汚濁負荷量が琵琶湖に入りまして、それがどのように拡散し、集積するかというようなこと、あるいは一方ではプランクトン等による内部生産があるわけでございますが、その量がどのくらい発生するかとか、あるいは琵琶湖の中には相当底質等に汚泥がたまっておりますが、それが溶出してくるというような問題もございます。
ただ、この琵琶湖というところは非常に複雑な機構を有しておりまして、たとえば琵琶湖における水質汚濁というのは、流入する汚濁物質によるもののほか、プランクトン等の増殖に伴ういわゆる内部生産によるものがございます。また、夏季と冬季とでは水温の影響で湖流の流動状況が一変するなど、非常に複雑な汚濁機構を有しておりますために、当初想定以上に調査結果の解析に時間を費やしているところでございます。
○小野(重)政府委員 琵琶湖に限りませんが、湖沼一般について外部からの汚濁負荷に弱いということ、それからまた、燐、窒素等の栄養塩類、これによる赤潮あるいはアオコ等、いわゆる内部生産と申しますが、その二つの原因によって汚濁が横ばいないし進んでいる、よくはなっていないという状態でございまして、琵琶湖もそういう、いままではそうでございますが、これから富栄養化対策も進めておりますので、その状況をよく見守っているところでございます
一つは、環境基準の全面的な達成を前提としていないこと、二番は、CODのいわゆる内部生産等についての科学的解明が十分でないこと、また三番目には、負荷量の監視測定に当たって直接的な自動連続測定の困難性、こういったものが指摘をされているわけでありますが、その答申が出ました後に、どのようにこの問題点の解明が済み、解決をされておるのか、また、未解決等の点があれば、今後どういうふうに対処されようとしておるのか、
そういう面もありますし、また、これは第二の項目にも関連しますが、内部生産の問題もありますので、そういうことを踏まえますと、確かに全面的達成ということをきちっと計画に織り込んでおりませんけれども、私どもといたしましては、この全面達成をすべぐ最大限の努力をしてまいりたい、かように存じております。 二番目の内部生産問題でございますが、これは先ほどから御指摘のございます富栄養化の問題でございます。
これページ数がちょっとよくわからないんですが、これを見てみますと、「考察」として「A型」、「C型」、「D型」、「B型」という四種類を書いておられるんですが、そして、「A型」というところには、「環境基準の維持を直接に目的とする総量規制は、内部生産等の影響も考慮するので汚濁の著しい閉鎖性水域においては、技術的に実施可能な排水処理レベルをはるかに越える技術を要求することとなって、非現実的な規制となる。」
将来の問題としましては、内部生産の問題等もあるわけでございますが、当面はこのBというかっこうでいくということではなかろうか。 それから、「排水処理レベル」の方は、これは「環境基準と完全リンクのレベル」とが一番上にございまして、その下に「技術的な実施可能レベル」というのがございます。
問題は、たとえば水質ということで見ます際に、CODというようなものにつきましても、現在のフローといいますか、この面の規制ということによって環境基準の達成維持に向かっていくわけでございますが、もう一つは、蓄積しているヘドロ、そういうものからのいろいろな溶出等によるもの、あるいはプランクトンの発生に伴います内部生産、二次汚濁と言われますが、この辺の対策というのがありませんと、環境基準の達成維持はCODについても
〔委員長退席、島本委員長代理着席〕 まあ内部生産の問題もございますが、こちらはなかなか、からくりがわかりませんので、いろいろ研究をしていきますけれども、そういうことで、いま汚濁の負荷量を出しているところは、出している人すべて努力していただきたい、こういう考えでございます。
しかし、生産性の向上分を内部生産者に還元するというのではなくて、半分は生産者、半分は——生産性の向上分というものを、一般消費者にも奉仕するというような考え方の上に立って、生産性向上の分については、二分の一を米価に算入する。これを四十二年、四十三年、四十四年までは行なってきたわけだ。ところが、四十五年には、前の年と米価を同額にするために、結局これも還元しないということで切り捨ててしまったわけです。